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2016年10月25日 (火)

「ミス・サイゴン」…

先日、帝国劇場で上演中の「ミス・サイゴン」を観てきました。

私が好きなミュージカルの一つで、
1992年の初演を含め過去にも何度か観ていますが、
今公演でエンジニア役を演じてきた市村正親さんが
“卒業”するとのことで、これは観ておかなればと思ったわけです。


今回も例に漏れず涙、涙だったのは言うまでもありませんが、
でもそれはこれまでとはまた違った感情で。

これまでは“戦争に引き裂かれた悲恋の物語”というのをポイントに
観ていた部分が強かったのですが、
それだけでなく、女性としての愛、
何より母親の強さと深い愛情も、大事なテーマなのだと。
その部分にとても大きく感情を揺さぶられたのでした。

ヒロインのキムが歌う「命をあげよう」は、
サントラCDでも何度も聴いて覚えたほどですが、
これは自分の愛する人との間に産まれた子どもを
命をかけて守り抜く決意の歌。

そうなのです、確かに。

やっぱり私がまだ若くて人生経験も少なかったからでしょうか、
このメッセージを、本当に意味で理解していかなかった、
正直あまりピンときていなかったような気がします。

今は、分かります。

でもいずれにせよ、無条件に何をも奪ってしまう戦争の惨さは、
どんな時代にも変わらない。そこになんの意味があるのか。
改めて考えさせられました。


そして正親さんはやっぱりエンジニア!笑
ギリギリ四季の頃から拝見していますが、
テレビや映画でもご活躍ですけれど根っからの舞台人なんだなぁと。
私なんかがあれこれ言うのは厚かましいですが、
年齢というカテゴリーには全く当てはまらないし、
こんなにもステージにピッタリくる人っているんだろうか…
本当に素敵な貴重な舞台役者さんだなと思いました。

エンジニアは、シリアスに終始してしまいがちなストーリーに、
ユーモアエッセンスを加えて、そこには皮肉もあったりしますが、
全体に緩急をつける重要な役どころ。
でもこの人も戦争に翻弄された紛れもない一人。
彼が描く“アメリカンドリーム”は“夢”で終わってしまうか。
空元気の中にたっぷりの悲哀も表現されて、
このコントラストが余計に切ない。
やっぱり戦争は誰も幸せにしない。

正親さんのエンジニアは最後ですが、
今公演から新しいキャストに加わったダイヤモンド・ユカイさんも、
想像するにハマり役なのではと…
こちらも観てみたいなと思いました。


もちろん他のキャストの皆さんも素晴らしかったです。
タム役の子もかわいかった!

久々のミュージカル鑑賞、とてもとてもいい時間でした(^-^)

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