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2017年6月

2017年6月10日 (土)

映画「光」…

先月開催されたカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品、
エキュメニカル審査員賞を受賞した映画「光」。

河瀬直美監督の作品はなんだかんだでよく観ていて、
産後初めて一人で映画館で観た映画が、一昨年公開の「あん」。
そして、それ以来で一人で映画館で観た映画が、今回の「光」でした。

もちろん試写会に行かせていただいたり、DVD借りたり、
映画自体は観てるんですけど。
圧倒的に以前に比べて、年間鑑賞数は減ってしまったなー
でもなんとなく、今年から少しずつ戻していけそうな気もしています。


もとい「光」。

視力を失いつつあるカメラマンと、
映画の音声ガイド制作に携わる女性を中心に、物語は進んでいきます。


ガイドの仮入れのシーンでは、こういう音声の入れ方、読み方なのかぁ
なんてぼんやり思っていたのですが、
ってちょっと職業病ですね…そういうところが気になってしまう(^^;;
でも、いよいよクライマックスの本編では、
本当に素晴らしい音声ガイドが入っていて、私も目を閉じて聴きました。
そうしたくなったんです。
映画を観ないなんて…もったいない??
いやいや、ちゃんと“音”で観させてもらいましたから(^-^)


実は少し前まで、友人の会社のお手伝いで、
書籍の中の挿絵を文章化するお仕事をしていました。
その本を目の不自由な方にも読んでもらうために、
文はもちろん、全ての内容を音声化するもので、
その読み上げる文章を作成するお仕事、だったんですね。

挿絵、つまりイラストや図、表などの情報を、あくまでシンプルに、
でも内容が分かるように文章にする。
そこに主観は当然必要なくて、事実を述べる。
でも想像出来るように。

慣れるまではなかなか難しい作業でしたが、とても勉強になりました。


映画「光」には、実際に盲の方が出演されていて、
目が見えない人たちがどんな風に映画を“観る”か、“感じる”か、“愉しむ”か、
というお話をされます。
それはきっとシナリオではなく、その方の率直な言葉だったと思うんですね。
心に強く残ったシーンでした。


ただいま絶賛公開中ですので、あまり多くは語りませんが…
ラストシーンもとても素敵でした。

観てからもう数日経ってますが、まだまだじわじわしてます(≧∇≦)


2017年6月 1日 (木)

ミュシャ展…

もうすぐ終了しますが…
行ってきました。やっと。

すごーく、混んでいた>_<
美術館入るのにこんなに並んだの、初めてかも。
入場までに80分待ちでした(^^;;

実は正直に言うと当初そんなに注目していたわけではなかったのですが…
メディアでも取り上げられ話題になっていたし、
3月にスタートした時から、母からお誘いを受けていて(笑)
やっと。

でも、行って良かった。
それにこんなに人が殺到しているなんてね(≧∀≦)


今回の目玉は何と言っても、幻の超大作と呼ばれる「スラブ叙事詩」。
一辺4m超えのキャンバスに描かれた、20点の作品群です。
普段所蔵されているチェコ国外に出展されるのは、今回初。

そのサイズと数だけで、もう圧巻です。
主催者が何を観てほしくて、観覧者が何を観たいのか、
はっきりとした意図の元に、展示経路も組まれていました。


何かに人生を捧げることは、とても勇気のいること。
特に、それが祖国であったり、民族であったり、
大きくなればなるほど強く明確な意志が必要です。

会場の冒頭には、
「いかなる国の未来も、
その国が歩んできた過去と歴史を知ることにかかっていることを、
画家は確信していた」
と書かれていました。

スラブ民族の、波乱だけれども事実である歴史の“目撃者”に、
気づけば私たちはなっているのでした。

16年の歳月をかけて制作された20の作品。
そのほとんどに描かれている、印象的な「目」。
迫ってくるような、訴えるような、その力強い目は、
その歴史から目を背けることなく、平和を願い続けるという、
ミュシャ自身の目でもあるのかもしれません。



最近は展示作品の一部を撮影可能にする美術展も増えましたね。

ミュシャ展は来週月曜日、5日までです。




そして今回は、国立新美術館開館10周年の記念展でもあります。

もう10年ですか。
私は10年前、杮落しのイベントに行っています。
海外自動車メーカーの新車発表会という、
美術ではないイベントの会場として使用され、
その館内はとてもスタイリッシュで近未来的で、
美術館の新たなイメージを感じたものです。

映画「カーズ2」で、国立新美術館をモデルにしたシーンがあるのですが、
もうまさにその時のイベント会場そのものという感じで、
映画を観た時にとても興奮したのでした(^-^)

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